世界を見てきました

自然の美しさと生きる力を感じた中国

勤めていた会社が漢方薬を扱っていたので、毎年1度中国へ研修に行っていました。

 研修といっても漢方薬の材料を売っている市場へ見学に行ったり専門家の方の講義を数時間受けるだけの事で、3日間の滞在のうち殆どが旅行の様なものでした。

 最近経済成長が目覚しい中国。
私が研修に行っていた頃とは随分と様子も変わっているかも知れませんが、経済成長や近代化が進んでも失って欲しくないのは中国の美しい自然の美です。

 桂林に足を運んだ時に、観光ではお馴染みの川くだりを楽しみました。
 客船で大きな川を数時間かけてゆっくり下りながら、水墨画にもよく描かれている高くそびえた山々と緑がかった美しい川のコントラストが楽しめる観光ツアーです。

 2時間ほどの川くだりだったのですが、延々と山や緑の自然が目に移りとてもリラックス出来ます。
 時々川岸では現地で生活している人が家畜に水を飲ませていたり農作業をしている光景に出会うのですが、昔の日本の田舎光景に似ていてとても懐かしい気分にもなります。
 
 とても静かな時間が感じられる桂林の川くだり。
少々退屈だと感じるかもしれませんが、桂林の美しい自然を満喫出来るのは間違いありません。

 中国旅行でのもう一つの楽しみは食べ物です。
本場の中華料理ってやっぱり違うのかしら?と興味深々だったのですが、何せ物凄く大きい国でもある中国は地方によって色んな食文化が確立されている様です。
 
 北京で食料や漢方薬の素材が売られている市場に行ったのですが、「中国人は靴と飛行機以外は何でも食べるんだ。だからタフで何事にも粘り強い」と聞いてその例え様に驚きましたが、市場では本当に何でも売っている印象を受けました。
 
 たくさんの野菜は勿論、籠にギュウギュウに詰め込まれたアヒルや、犬、蛇など、日本人からすれば「本当に食べちゃう
の?」という物が普通に売られています。

 実際旅行先で口にした料理と言うのは殆どが飲茶だったのですが、日本で言われる中華料理と比べると実にあっさりした
味付けで、調理も意外とシンプルなのでとても食べやすい物ばかりでした。
そしてやっぱり本場の北京ダックは最高に美味でした。
 
 ひとつ驚いたのが冷たく頂きたい物が常温で出てくる事です。
ビールを頼むと、どこへ行っても常温で出てきます。デザートの杏仁豆腐も必ず常温で出されます。
何故なのか…これは未だになぞのままです。
 
 もう一つは環境マナーが凄くいい場所と悪い場所の格差もあります。
ホテルやレストランでの環境マナーは日本とそんなに変わりませんが、ある場所では衛生環境が決していい場所とは言えない場所もたくさんあります。
 ただ、妙に「生きているパワー」の様なもの感じたのは確かです。

 今世界の中でも急激に伸び始めた中国ですが、美しい自然や食文化、そして生きる事への力強さを感じる国とは一度や二度行っただけでは分からない魅力がありそうな場所に思います。